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甜茶がノンカロリーな理由
甜茶はノンカフェインのお茶であると同時にノンカロリーのお茶としても有名です。
厳密にいうとカロリーは全くゼロではありませんが、ごく1杯1kcalと微少でほぼゼロです。
だけどなんで甘いのにノンカロリーなのでしょうか。
その理由は甜茶に含まれる甘味成分ルブソシドにあります。
ルブソシドの甘さ
甜茶を飲むと、口に入れてちょっと経った頃に甘みが広がっていきます。
しかもほんのり甘いのではなく「しっかり」甘いです。
お砂糖なしでこんなに甘いのはルブソシドの甘みの強さが理由です。
ルブソシドの甘みはなんと砂糖の75~100倍ほどあるそうです。これは甘いはずですよね。
それなのにカロリーはなく、しかも難消化性なので体にはほとんど蓄えられません。
ダイエット中の方や、糖尿病などで血糖値を上げられない方にもおすすめなのが甜茶です。
ルブソシドの効果
ルブソシドは微量でものすごく甘い!という性質の他に、健康上の効果があります。
その一つが虫歯予防です。
虫歯菌を発生させる口内細菌「ミュータス菌」というものがありますが、ルブソシドはこの菌の増殖を阻止します。
甘味成分の虫歯予防といえばキシリトールがありますが、ルブソシドもその一つと言えるでしょう。
甘くてカロリーゼロで虫歯も防げて糖尿病でもオーケー。甜茶のルブソシドってすごいですね。
甜茶の甘みの欠点
優れた甘味成分であるルブソシドですが、実は私個人的には欠点を抱えているように思います。
それは飲んだ時の口の中に残る感じです。
甘みをずっと引きずる感じがするのですぐに飽きてしまいます。
天然の甘さ自体はすっきりとしていいのですが、後に残るので一日に何杯も飲めないところが少し残念なところです。
あとこれはいいのか悪いのかわかりませんが、ルブソシドは基本的に甜茶からしか得ることができない成分です。
なので、キシリトールのように商品化もできません。
まぁ、それはさておき。
バラの甘み。ルブソシドって神秘的ですね。