中国産の甜茶って大丈夫なの?

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甜茶はほとんどが中国産ですよね。
それもそのはず。原産が中国なので、原産地のものを生産するのは当たり前の事なんですが...。

食品関連の問題は、近年になって多く報道されるようになりました。
最近だと、異物混入問題。マクドナルドにチキンナゲットにビニールのようなものが混入していたという問題です。

マクドナルドは以前にもチキンナゲットに関わる問題で騒がれています。中国の工場で、消費期限切れの肉を使用してチキンナゲットを生産していた問題ですね。

中国の工場に関わる問題は、もう少しさかのぼってみるとこういうものがありました。ダンボール肉まん問題です。これは異物が間違って混入したという話ではなくて、故意にダンボールを混ぜていたという何とも恐ろしい話でしたね。

このようなこともあって、多くの日本人の中で、中国の食品=信用できないというような意識が共有されたのではないかと思います。

もちろんすべての中国産の食品が悪いわけではないです。しかし、食事は健康と密接につながっているもの。100円均一のプラスティック製品が中国産で、すぐに壊れてしまっても「まあ安いから」と済みますが、食品はそういうわけにはいきません。日本人の中でそういった意識が共有されたことはしかたがないことでしょう。

一方で、甜茶はどうなのでしょうか。甜茶は農産物ですので工場で生産されるものではありません。中国の農場で作られたものです。

農産物の安全性で注目されるのは、農薬問題です。農産物についた残留農薬を口にし続け、長い時間をかけて身体に蓄積されると人体に被害を及ぼすといった印象があります。

allaboutにある2006年2月の記事によると、確かに過去において、中国産のお茶は残留農薬が大量についたまま市場に流されているということが指摘されていたようです。

しかし、2000年以降、EUと日本によって輸出の茶葉に厳格な基準が設けられ、その基準は年々厳しくなっているそうです。2005年には、「国家品質検査総局」という中国政府の機関によって、EU、日本向けの輸出用の茶葉は、検閲機関に登録された農地のものでなければならにという新しい取り決めが行われました。

茶葉の輸出は中国政府の国策でもあるので、国を動かしての力の入れようがわかります。

つまりまとめると、中国原産の茶葉というのは、中国政府やEU、日本によって定められた基準のもとに「安全」であるといえると思います。ただし、何事にも「絶対」は言えません。絶対安全ではないのは、国産の食品にも言えることですので、ここから先はやはり個人の判断のレベルになるでしょう。

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このページは、管理人が2015年1月21日 11:00に書いたブログ記事です。

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